現代のガソリンカーの最高峰F1グランプリに代わるのが、この電気自動車を使ったフォーミュラEのグランプリと言われています。そこんところをこのお姉さんに訪ねてみました。
「あのう、フォーミュラーEグランプリのことについて教えてください」
「・・・え、ええ、え、いいわよ」
このグランプリは2014年の9月に開幕戦が中国であって、全10戦、最後は2015年6月のイギリスで最終戦を迎える今、一番注目されている、いわゆるエコカーによるレースだ。
やはり環境保護が叫ばれている中、ガソリンを潤沢に使うF1カーはもう古いということになるのだろう。とはいえ、今の技術でF1カーの300Kmの道のりを走り切るのは不可能なのだそうだ。だから途中でマシンを替えるか、充電するのか、今の段階ではレギュレーションがよく決まっていないのだという。
しかも、電気自動車に熱心な日本でレースが開催されないというのも合点がいかない。
とはいえ、今のF1グランプリが地上波で放送されず、無料放送はBSでしか楽しめないのと違って、このフォーミュラーEグランプリは、テレビ朝日が地上波で放送をすることが決定している。
それにF1グランプリを途中でやめざるを得なかったチーム、鈴木亜久里が興したチーム「スーパー・アグリ」がかフォーミュラーEのチームとして帰ってくる。レーサーは誰になるのかわからないが、当時在籍していた佐藤琢磨あたりが有力だろうか。佐藤は今はインディ・レースに夢中のようだが、2013年には念願の初優勝も果たしたし、今度はこのカテゴリーというのもいいかも。そして、今後は現代のF1グランプリを上回る可能性も秘めているレースになるかもしれない。